自作単語帳アプリはどう選ぶ?Anki・WordHolic・Quizlet・SpeakGainを用途別比較
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自作単語帳アプリは、ランキングの1位ではなく、何を登録するか、何件入れるか、見る・聞く・話すのどこまで練習するか、あとでデータを書き出す必要があるかの4条件で選びます。大量のカードと細かな復習設定ならAnki、スマホでシンプルに表裏カード・音声・画像を使うならWordHolic、公開セットや共有と複数の学習モードならQuizlet、自分で見つけた少数の英語フレーズを音声・発話・任意の発音採点までつなげるならSpeakGainが候補です。
この結論は、2026年9月18日に各製品の公式サイト、公式ヘルプ、ストア情報を確認した範囲です。無料範囲、料金、機能は変わるため、最後は自分の端末で10枚だけ作って確かめてください。
先に決めるのは4つだけ
1. 何を登録するか
試験用の単語と意味だけなら、表裏カードを素早く作れることが重要です。映画、YouTube、ゲーム、読書で見つけた表現なら、単語だけでなく一文と使う場面を残せるか、長いテキストが読みやすいかを見ます。
2. 何件入れるか
毎日1〜3件を手で入れるのか、すでに表計算へ何百件も持っているのかで選択が変わります。後者はCSVやテキスト取込が必須です。手入力しかないアプリへ大量移行すると、学習を始める前に疲れます。
3. どう練習するか
カードを見る、答えを入力する、読み上げを聞く、自分で声に出す、発音結果を確認する、は別の機能です。「音声対応」だけでは、自分の発話を録音・評価できるとは限りません。
4. データを持ち出すか
長く蓄積するなら、書出し形式、バックアップ、同期を確認します。他のアプリへ移す可能性がある人は、作り始める前に自作カードを取り出せるか試してください。
4つの自作単語帳アプリを用途別に比較
次の表の ○ はこの用途で確認できた機能、△ はプラン・媒体・設定等の条件がある機能、— は今回確認した公式情報または現行実装では確認できなかった項目です。将来も非対応だという意味ではありません。
| 比較項目 | Anki | WordHolic | Quizlet | SpeakGain |
|---|---|---|---|---|
| 自分で作成 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 例文・フレーズ | ○ 項目を設計 | ○ 表裏・コメント | ○ 用語・定義 | ○ 英文を入力 |
| 読み上げ・音声 | ○ 媒体・TTS設定 | ○ 30言語読み上げ | △ 対応言語のTTS等 | ○ 生成英語音声 |
| 自動発音採点 | — | — | — | ○ 任意・オンライン |
| 画像 | ○ | ○ | △ 画像種別・プラン条件 | — |
| 一括取込 | ○ テキスト等 | ○ ファイル | ○ Webでテキスト | — |
| 書出し・バックアップ | ○ | ○ | △ 自作セットのテキスト・Web | — |
| 復習の自動化 | ○ FSRS等 | ○ 公式説明上の反復復習 | △ モード・プランで差 | ○ 練習履歴ベース |
| 主な対応 | PC / Web / iOS / Android | iOS / Android | Web / iOS / Android | iOS / Android |
| 課金の見方 | PC・Web・Android無料、iOS買切り | 無料+アプリ内課金 | 無料+Plus | サブスクリプション |
比較日: 2026年9月18日。各社とSpeakGainに提携関係はありません。購入・移行前に公式ページと自分の端末で現在の仕様を確認してください。
大量のカードと細かな設定ならAnki
Anki公式は、無料のデスクトップ版、AnkiWeb同期、音声・画像・動画、カードレイアウトと復習タイミングのカスタマイズを案内しています。AndroidのAnkiDroidは無料で別チームが開発し、iOSの公式AnkiMobileは買切りです。
Anki ManualのText Filesでは、CSVやタブ区切り等のUTF-8テキストを取り込めます。画像・音声をカードへ含める方法もあります。Exportingでは、ノートをテキストまたはAnkiパッケージとして書き出せます。すでに単語リストを持つ人、カードの項目を細かく設計したい人、将来もデータを移したい人には強い選択肢です。
一方、設定の自由度は準備の多さにもつながります。1日に数文だけ入れ、すぐ音声を聞いて話したい場合は、自分のテンプレートを整える手間まで必要かを考えてください。
スマホで表裏カードを作るならWordHolic
WordHolicのGoogle Play公式ページは、表面・裏面・付箋コメント、画像、30言語の読み上げ、暗記フラグ、クイズ、ファイルのバックアップと取込を説明しています。PCでリストを作り、スマホへ入れる流れも案内されています。App StoreとGoogle Playにあり、無料で始められ、追加機能にはアプリ内課金があります。
手軽な表裏カード、読み上げ、画像、スマホ中心の利用をまとめたい人に向きます。今回確認した公式ストア情報では、自動発音採点は確認できませんでした。必要なら実際のアプリ内で録音・発話関連の現在の範囲を確かめてください。
公開セットと共有を使うならQuizlet
Quizletは、自分で用語・定義のセットを作るだけでなく、他の利用者が作った公開セットを探せます。公式の単語カードヘルプは、カード、シャッフル、自動再生、対応言語のテキスト読み上げを説明しています。
画像は無料ギャラリーと自分でアップロードする場合で条件が異なります。自分で作成したセットの用語と定義は、公式ヘルプによるとWeb版からテキストとして書き出せますが、画像は書き出せません。クラスや友人との共有、既存セット、カード以外の学習モードを使いたい人に向きます。公開範囲とPlusの対象機能は作成時に確認してください。
「自分で見つけた英語を話す」ならSpeakGain
ここまでの選び方は、どのアプリでも使えます。そのうえで、映画、YouTube、ゲーム、読書、会話で見つけた少数の英語フレーズを、聞くだけで終わらせず声に出したいなら、私たちが開発しているSpeakGainも候補です。
英文を入力すると、生成された英語音声と、意味・構造・言い換え等のAI解説を持つカードが作られます。音声を聞いて声に出し、必要なときだけオンラインの発音採点を使えます。練習履歴は後の復習項目を決めるために使われます。
SpeakGainは大量の既存カードを移す製品ではありません。2026年9月18日時点で、CSV一括取込・書出し、画像添付、公開セット検索には対応していません。それらが必要ならAnki、WordHolic、Quizlet等を先に検討してください。SpeakGainはiOS / Androidのサブスクリプションアプリで、実際の価格と無料トライアルの適格性はストア表示を確認してください。
10枚の試験セットで失敗を減らす
比較表を読んだだけでは、入力の面倒さと毎日の復習画面は分かりません。候補を1〜2本に絞ったら、購入や大量移行の前に次を試します。
- 実際に覚えたい単語5件と一文5件を用意する。
- 画像が必要なら1枚、音声が必要なら読み上げまたは録音を1件だけ付ける。
- 翌日に10枚を復習し、出題順と「覚えた/難しい」の操作を見る。
- PCや別端末を使うなら同期する。
- データを長く残したいなら、バックアップまたは書出しを実行する。
ここで確認するのはカード作成の速さだけではありません。見つけた素材から登録し、復習し、必要なら取り出すまでを完走できるかです。10枚でも面倒な工程は、100枚では続きにくくなります。
英語は単語だけでなく一文も残す
試験の語義確認なら postpone — 延期する のような単語カードが便利です。実際に会話で使いたいなら、Could you move our meeting to Friday afternoon? のように、使う場面が分かる短い一文も候補にします。
一文で残すと、どの語と組み合わせるか、丁寧さ、語順を復習できます。ただし、すべてを長文にすると入力と復習が重くなります。単語カードとフレーズカードを目的で分け、声に出したい表現だけ一文にする方法が現実的です。
よくある質問
完全無料のアプリだけで始められる?
始められます。ただし「無料」は、広告、同期、画像、学習モード、登録数等の条件が製品ごとに異なります。無料で10枚を作り、必要な工程が有料範囲か確認してから決めてください。Ankiも、無料のPC・Web・Androidと買切りのiOSで条件が異なります。
音声付きなら発音練習もできる?
読み上げを聞く機能と、自分の声を録音する機能、発音を自動評価する機能は別です。必要なのがリスニングだけか、音読までか、結果の確認までかを分けて探します。
最初から何百件も入れてよい?
先に10枚で入力・復習・書出しまで試してください。使いにくさが分かった時点で移行するほうが、何百件も作り直すより小さな負担で済みます。
Ankiと「Anki」という名前の別アプリは同じ?
同じとは限りません。Anki公式FAQは、公式エコシステムをAnki、AnkiMobile、AnkiDroid、AnkiWebとして案内しています。ダウンロードはAnki公式サイトのリンクから確認すると混同を避けられます。
まとめ
- 単語帳アプリは「素材・入力量・練習・移行性」の4条件で選ぶ
- 大量取込と細かな復習設定ならAnki、スマホ中心の表裏カード・音声・画像ならWordHolic
- 公開セットと共有、多様な学習モードならQuizlet
- 少数の自分の英語フレーズを聞いて話し、任意で発音を確かめるならSpeakGain
- 購入や大量移行の前に10枚で、登録から復習・書出しまで試す
参考にした公式情報
- Anki. Anki公式サイト, Text Files, Exporting, Deck Options
- WordHolic. Google Play, App Store
- Quizlet. 単語カードでの学習, 画像の追加, Exporting your sets, App Store
- SpeakGain. 公式サイト